結論:そろばん式暗算とは、頭の中にそろばんを思い浮かべ、その珠を動かすイメージで計算する方法です。「珠算式暗算」とも呼ばれます。この記事では、そろばんの珠の仕組みと、そろばん式暗算の土台になる考え方をやさしく解説します。

そろばんの珠の仕組み

そろばんは、1本の桁に「5を表す珠(上の珠)」が1つ、「1を表す珠(下の珠)」が4つ並んでいます。珠を定位置に寄せると数を表します。

たとえば「7」は、上の珠1つ(5)と下の珠2つ(2)を寄せて表します。「3」なら下の珠を3つ寄せます。5を一つのかたまりとして扱うのが、そろばんの大きな特徴です。

5の合成・10の合成

そろばんの計算は「あといくつで5になるか」「あといくつで10になるか」を使って進みます。

たとえば下の珠が3つ寄っている状態(3)に「4」をたしたいとき、下の珠は1つしか残っていません。そこで「4 は 5 − 1」と考え、上の珠(5)を入れて、下の珠を1つ戻します。この「5の合成」が、そろばん計算の基本動作です。同じように、桁をまたぐときは「10の合成」を使います。

頭の中のそろばん(珠算式暗算)

そろばんに慣れてくると、実物がなくても珠の動きを頭の中でイメージできるようになります。これが珠算式暗算、いわゆるそろばん式暗算です。

数字を「数」としてではなく「珠の位置(映像)」として扱うため、慣れた人は素早く計算できるといわれています。ただし、ここに至るには実物のそろばんでの基礎練習を重ねるのが一般的です。

そろばん式と一般的な暗算の違い

一般的な暗算は、数を分解したり、大きい位から計算したりと、数そのものを操作します。そろばん式は珠の映像を操作します。

どちらが優れているということはなく、向き不向きがあります。両方を知っておくと、自分に合う計算のやり方を選びやすくなります。

独学のヒント:本格的なそろばん式暗算は教室で学ぶのが一般的ですが、「5のかたまりで数を見る」「10の合成を使う」という考え方は、独学でも計算の理解を深めるのに役立ちます。

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よくある質問

Q. そろばん式暗算とは何ですか?

頭の中にそろばんを思い浮かべ、その珠を動かすイメージで計算する方法です。珠算式暗算とも呼ばれ、そろばんで身につけた珠の動きを、実物がなくても再現して計算します。

Q. そろばんを習わないとそろばん式暗算はできませんか?

頭の中のそろばんを正確に動かすには、実物のそろばんで基礎を身につけるのが一般的です。ただし、5の合成や珠の考え方を知ること自体は、独学でも計算の理解に役立ちます。

Q. そろばん式暗算とふつうの暗算は何が違いますか?

ふつうの暗算は数を分解したり位ごとに計算したりしますが、そろばん式は珠の位置を頭の中でイメージして計算します。どちらが優れているということはなく、向き不向きがあります。